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高齢者が増える日本での活躍はかなり期待されています。

介護初任者研修制度

介護の初任者研修

介護初任者研修制度 写真

介護の資格としてもてはやされ我先にと競うように取得を目指されてきたヘルパー 2級ですが、移ろいやすい時代に合わせて現在では介護初任者研修と名前を変えて 内容も変更されています。 これまで流行していたヘルパー2級の資格は定められた講義を受ければほとんど 誰もが手にいれられる、難易度の低い資格でした。 もちろん所定の手続きを踏んだ上で受講しなければ意味は無く、ただその講義を 受けられる場所にいただけではヘルパーにはなれないのですが、これは他の資格や 制度でも同じですし難易度を考える際にはあまり関係のない部分です。 そのヘルパー2級に相当する新しい資格の介護初任者研修制度は、受講するだけ ではなく筆記試験もあるので誰でも簡単に取得することは出来なくなりました。 介護をする者の質を上げるための措置と思われますが、今後資格取得を目指す方は ハードルが高くなってしまったので気合を入れて褌を締めなおす必要も生まれ、 紳士服売り場では新品の褌の販売量も増加するかもしれないと一部では噂されて いるという話は今のところありませんが、筆記試験対策で関連する書籍の売上は 急上昇するかもしれません。 高齢化社会に向けて人材不足が現在の問題点でもありますが、質を高めることも 急務と考えられているようですし今後も段階的に制度が変化していくかもしれず、 関係者は目が離せない状況がしばらくは続きそうです。 介護について学びたい、そしてそれを生業にしたいと人生設計しているのなら 早いうちに資格を手に入れたほうがいいかもしれません。



介護初任者研修の目的

介護に関するニュースが取り上げられるようになって数年以上の月日が流れました。 その年月の間にいろいろな事情が変化し、初期に定められたルールでは対応できなく なってきたことは皆様にもリビングのテレビから流れるニュースで伝わっているかと 思われますし、当事者達も敏感に反応しています。 グングン要介護者の数が増え、それを支える人材の確保も急務です。 ですが今まで整備されてきた資格取得のルールやシステム、資格の種別が膨れ上がり、 このケースではどの資格を有する者が対応すべきか、この資格はどのような用途に 対して有効なのかが非常にわかりにくくなってしまいました。 つまり新たな事例ごとに資格を整備してきた結果、似たようでも同じではない資格 が乱立しすぎてしまったのです。 よかれと思ってどんどん作られた資格が混乱を招く事態になってきた、これはまずい ということでもっとスッキリと改革しようというのが今の流れになります。 その流れの1つがここで取上げる介護初任者研修生です。 介護職の資格が多すぎることで現場も混乱していましたし、無関係の人もニュース で介護の話を耳にしていてもどれが有用な資格なのか、同じような物が多くて把握 できない状況がしばらく続いていましたが、介護初任者研修制度の設立を機に その点は改善されることが期待されています。 わかりやすく、そして業務がスムーズに行われるようこの制度が導入されることに なったので、目的はそこらへんにあるといえそうです。



基礎的な位置づけ

それまでは同じ介護の資格でも施設来訪タイプ向けや在宅サービス向けなどで、 相応しい資格は別々に存在していました。 やるべきことや理念はそこそこ共通していても、それに従事するための資格は それぞれが違うという無駄の多いシステムだったのです。 美容師の資格と床屋の資格が別であることにも似ているかもしれませんが、少し 違うのかもしれませんしここでは深く掘り下げることはしません。 とにかく細かく複雑に分けられていた介護関係の資格を根本から見直して、ひとつの スタートラインを定めたのが介護初任者研修です。 初任者の研修とも取れるこの呼び名から察することができるよう、介護職に就く人 全てが受けるべき研修、となってもいるようです。 まずはこれをクリアしてその後どの分野に進むか、もっと上を目指すか、それを 選択する地点とも表現できるでしょう。 水泳で例えるなら、クロールを学びたいのか平泳ぎを覚えたいのか、あるいは バタフライで華麗にスイムできるようになりたいのか、水着に着替える前に色々と 悩んだり考えたりするでしょう。 でもその前に水に浮くことをクリアしなければ前には進めません。 初心者のみんなが通る最初の関所、最初のプロセスが初任者研修です。 これを習得したからゴールではなくさらにステップアップするための物でもあり、 ただの通過点とも言えるのが介護初任者研修なのです。



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